10代女性:顎の痛み

来店動機

1、2週間前から指2本分ほどしか口が開かなくなってきて、それ以上開けようとすると痛みを伴うようになった。

このままだとこれ以上悪化するのではないかと不安になり、インターネットで検索し、来院。

問診内容

痛みのきっかけ・動作時痛

以前から顎がガクガクしていたが日常生活に支障はなかった。

しかし1、2週間前から指2本分ほどしか口が開かなくなってきて、それ以上開けようとすると痛みを伴うようになった。

特に朝起きた時のあくびや硬いものを食べると痛みを感じた。

身体所見・治療経過

初回施術

左側頭部から下顎にかけて、筋肉、皮膚の緊張が強く、熱感がある正体であった。下顎の位置も正常な位置よりズレが生じていた。

口の開閉動作時に、下顎骨が押し出され、外れそうな感覚が触診できた。引っかかる感覚があり、その際に痛みも生じる。

頸椎の歪みもみられ、頚部、肩の筋肉が緊張していた。

頸椎の歪みをとり、頚・肩・顎の筋肉の緊張を取るために特殊なローラーを用いて頚部に処置を行なった。さらに、顎関節のズレの除去、側頭部の筋肉の緊張をとるために手技、鍼治療、アイシングを施した。

治療後、引っかかる感覚は多少あるが、顔全体の緊張は改善されていた。開閉動作がスムーズに行えるようになり、痛みも減ったとおっしゃっていた。

2回目も症状を確認しながら治療をしていく。

2回目の施術

緊張、痛みのピークに比べかなり改善傾向にある。まだ、口の開閉動作時に違和感や開口制限がある。

前回同様、頚部へのローラーの治療、手技、鍼治療を施した。

8回目の施術

顔の緊張、痛みがほとんどなくなり、顎のバランスの悪さが修正された。開閉時の顎の違和感が少し残るが日常生活には支障が出ていない。

食事の際に痛みを感じることがなくなり喜ばれていた。
今後も、再発防止のために、顔・頚だけではなく、身体全体のバランスをとり、予防に取り組んでいく。

患者様からのコメント

通院前は日常的に口が開かなくて悩んでいました。

通院し出してからは、日常に支障がなくなりすごく楽になりました。

今後も再発しないように教えていただいた体操を家でもしっかり行いながらお世話になりたいと思っています。