30代男性:指先の痺れ

来店動機

4日前にビーズクッションを用いて就寝していたところ、就寝姿勢が悪くなってしまい、起床時に右腕に痺れを感じる。字を書くことが困難になったため、インターネットで手の痺れを治療できる施設を検索し、当院に来院。

問診内容

痺れのきっかけ

仕事でパソコンを使用することが多く、普段から猫背になりやすく、背中のハリが気になっていた。就寝時に、ビーズクッションを用いていたが、腕を下にする体勢になり、起床時に指先まで痺れがでた。

どのような時に痺れがでるか?

起床時から継続的に痺れがあり、特に親指から中指にかけて指先まで痺れる。

字を書くことやパソコンで入力することも厳しく、問診票を記載する際にも代筆を依頼された。

身体初見と治療、経過

初回施術

座位時の姿勢を確認したところ、猫背が強く、背部の筋肉の緊張がかなり強い状態であった。

また頭が前に出る姿勢であり、首へのストレスが強く、頸部回旋障害もみられる。

筋肉調整で全身の筋肉、特に頸・背部を中心に筋肉の緊張を調整を行い、その後特別なローラーを用いて頸部、腕、指先の筋肉、神経にアプローチした。その後テーピングで頸部の補強を行った。

猫背にならない座り方を指導。2回目も状態を観ながら同様の治療を施す予定。

3回目の治療

痺れはまだ残るが、ペンを持って文章が書けるようになった。

ローラーの治療を同様に行い、痺れが強い手部へのテーピングを行い、体操なども一緒にやっていただき、経過を観察する。

9回目の治療

痺れがかなり軽減し、握力が戻ってきて、指先まで力が入るようになった。

首の治療だけではなく、背中にローラーをかけ、猫背の治療を行い、新たな刺激をいれ、相乗効果で回復速度をあげたいので鍼治療も同時に行った。

現状〜

治療回数を重ねるごとに、痺れの範囲が狭くなり、現在は指先のみの痺れとなっている。

手部にテーピングを施している状態だと、痺れが全くない状態まで回復している。

まだ猫背や頭のズレは残るため、今後痺れが強くならないように全身の歪みをみていきながら来院中

今後も歪みがなく、痺れがない身体を目指し、卒業を目安に通院中。

患者様からのコメント

痺れが出たときは、これから先ずっと痺れたままなのかと不安になったが、治療を重ねるごとに痺れがとれてきているし、猫背の治療もしているため、姿勢が良くなってきた感じもあり、仕事をするのが楽になった。

やはり、自分では身体が歪んでいることは気づきにくいので、また悪化しないように良い姿勢を意識していきながら、運動なども行なっていき、身体のメンテナンスに励んでいきたい。

担当者からのコメント

まずは痺れがかなりとれてきて本当によかったです。

字が書けず、パソコンも操作できないと仕事も進まず、気持ちも落ち込みますよね。

症状がとれてきたから大丈夫なのではなく、今後同じ症状が出ないように、予防・メンテナンスがすごく大切になってきます。

姿勢の意識やケアの体操なども忘れないように健康な身体を維持できるように今後も頑張っていきましょう!